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指定種別 | 県・民俗文化財(有形民俗文化財) |
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指定年月日 | 昭和52(1977)年4月9日 |
製作年・時代 | 江戸時代後期 |
員数 | 88件(英彦山神宮51件、財蔵坊9件、松養坊1件、上高千穂家6件、高田家21件) |
構造等 | ― |
所在地 | 添田町大字英彦山 |
備考 | 彫刻、絵画、板碑、祭礼用具など英彦山修験信仰の遺品、財蔵坊を含む |
英彦山修験道と英彦山地域習俗を伝える遺品群として、彦山三所権現坐像3躯や不動明王像1躯、役行者倚像1躯などの像のほか、神幸祭の鉞舞の鉞(天和3(1683)年)などの祭礼用具や坊舎「財蔵坊(ざいぞうぼう)」などが指定されています。
「財蔵坊」は、参道沿いに建ち並ぶ坊舎の一つで、銅鳥居から参道を約100m上がった左側に位置し、小規模ながらほぼ全形を保ち坊舎特有の鍵屋をなす建築物で、台所の艶やかな竹すのこ、板張りにおかれた「御前くど」などから往時の山伏の生活ぶりが偲ばれます。また、玄関から望む広い三間つづきの客殿は、はるばる英彦山詣りに来られた檀家たちの”もてなしの場”となっていました。
現在、「財蔵坊」は添田町歴史民俗資料館として、英彦山修験道に係る資料を展示しています。