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修験板笈(しゅげんいたおい)

ページID:0001238 更新日:2025年1月14日更新 印刷ページ表示

修験板笈の画像

文化財の概要
指定種別 国・重要文化財(工芸品)
指定年月日 昭和34(1959)年6月27日
製作年・時代 元亀3(1572)年
員数 1背
構造等

総高115cm、背板高70cm、背板幅50.5cm、足長50cm、壇板縦53.8cm、横33.7cm

所在地 九州国立博物館保管
備考

壇板の板金に、大檀那座主舜有以下二十七修験者名と「元亀三天壬申閏正月十八日細工人津村太郎次郎」の刻銘

 元亀3(1572)年に寄進された、現存する中で最古の板笈です。
 藤の一木を折り曲げた枠の上半部に板を張り、背面には二羽の鷹と阿吽の獅子がそれぞれ金銅で打ち出された、非常に荘厳な笈です。
 壇板の銘板に名の書かれた「座主舜有」は、座主が山内ではなく、英彦山南西の黒川(現:朝倉市黒川地区)に居を構えていた時代(1333~1587)の最後の座主です。

 現在は、九州国立博物館で保管されています。

※「笈(おい)」…修験者が仏具や衣類、食器など修行に必要なものを入れて背負う道具のこと。