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指定種別 | 国・名勝 |
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指定年月日 | 昭和3(1928)年2月7日 |
製作年・時代 | 文明9~14(1475~1481)年頃 |
員数 | ― |
構造等 | 面積762平方メートル、池泉観賞式庭園 |
所在地 | 添田町大字英彦山1346 |
備考 |
英彦山の中腹、英彦山神宮参道近くに位置し、画僧雪舟の作庭と伝わる室町時代の池泉観賞式庭園です。雪舟がこの地を訪れたかは定かではありませんが、弟子に「彦山家円坊等琳」という山伏がいたということで、雪舟と英彦山との関係がうかがえます。
作庭は、庭園の東側が高く南西へ傾斜しているのを利用して築山をつくり、その山裾に池が掘られています。
また、出島のかたわらに亀の甲羅を表現した亀石や鶴が首をもたげた姿の鶴石が据えられ、奥行の深い滝石など、配石が巧妙です。このような配石は、島根県益田市の医光寺(いこうじ)庭園と万福寺(まんぷくじ)庭園、山口県山口市の常栄寺(じょうえいじ)庭園にもみられます。