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指定種別 | 国・重要文化財(美術品) |
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指定年月日 | 昭和2(1927)年6月9日 |
製作年・時代 | 平安時代 |
員数 | 2巻 |
構造等 | (上巻)天地24cm、全長747cm (下巻)天地24.2cm、全長632.7cm |
所在地 | 添田田町大字英彦山 |
備考 |
寛永15(1638)年に、佐賀藩須古領主であった須古影庵(鍋島信昭)が病気平癒を感謝して奉納した装飾経です。
経の表面には、金銀の箔を細かく粉にして散らした優美な装飾紙を用い、経文は一行17文字という古写経の書式にならって書かれており、その書体は、細く柔らかな楷書体です。
平安時代の装飾経の多くが法華経である中、唯一といってもよい仁王般若経の色紙経として貴重です。
※「仁王般若経」…法華経、金剛明経と共に護国三部経の一つとされる経です。