広報そえだ町長室(広報そえだ 令和4年6月号掲載)

2022年6月1日

町政の疑問に答えます。(第2弾)

 

Q 添田町の財政(借金・貯金)はどうなっているんですか?

A 町の運営は、町民税等自己資金が少ないため、国・県からの補助金や債権過疎債など(債務)を借りて行っています。

添田町、他の町村に引けを取らないほどの公共施設があり、これらも国からの借金(債務)で建ててきました。

かなり年数も経過し維持管理費や借金返済が大きな負担となっています。

その借金返済額、約10年前は114億円までなっていました。

それを引き受け運営し節約しながら国等に53億円返済、現在では61億円と当時の約半数となりました。

一方、大規模事業等や不測の事態等に備えて財政調整基金(貯金)を貯めています。

当時は23億円でしたが、適切な財政運営を行い10憶円増やし現在では33億円となっています

。例えば、しゃくなげ荘については総工費約8憶円(ほぼ国からの債権等)をかけて94年に開業、96年度には年間約21万人の利用者がありましたが、その後大幅な減少、年数も経過し維持管理費も膨大で経営難が続いていました。

その事から新しい方向で見直すものです。

 

 

Q 町は(第5次総合計画の計画期間10年を一区切りとして)新しい事業等どんな事を行ってきたのですか?

 

A この間の「まちづくり」の課題に対処するため新たに行った主な事業です。

【若者世帯定住促進住宅建設】人口減少に歯止めをかけるため、町が整備した用地に若者世帯専用住居(戸建て住宅)の建設。

【タクシー移動利用助成】移動手段(自家用車等)を持たない住民の公共交通を確保するため、タクシー利用料金の一部を助成。

【めんべい添田町工場の誘致】添田町の雇用確保と学校跡地の活用。

【朝日ヶ丘団地建替】住民の皆さんの住環境整備のため、朝日ヶ丘団地(鉄筋コンクリート造3階建て団地A棟・B棟・C棟を建設し、B棟の1階部分に福祉施設を併設)の建替。

【添田町出産奨励金】人口増には多くの赤ちゃんを添田町で産んで育てて貰う事です。その支援にと新たに出産奨励金を創設しました。(奨励金額)・出生児1人につき10万円、3子目については(現在2児を養育している)20万円、4子以上については(現在3児を養育している)50万円。

【農業後継者育成「就農実践塾」開校】農業従事者の高齢化が進み、後継者・担い手の不足が心配されます。その事から、専業農家での実践的な農業研修を行う塾を創設。平成24年度開校。

 

その他にも【全国に添田町を情報発信!そえだまち観光大使(熊谷真実さん)任命】、【義務教育期間までの医療費無料化】、【「英峰塾」・放課後学習塾「英峰日進塾」】、【英彦山神宮参道修景工事】、【空き家片付け支援・リノベーション支援】、【シニアパワーアップ塾創設】、【園芸用パイプハウス整備】、【防災ラジオ型戸別受信機普及】など行ってきました。

このような政策・事業を土台に、添田町第6次総合計画に掲げる「健康で住み続けられるまち、住みたくなるまち」を目指し添田町らしさを持って続けていかなければなりません。

「みんなでまちづくり」、皆様のご協力よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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