唐ヶ谷伝説とトチの木
2012年1月25日
唐ヶ谷のトチの木 |
英彦山神宮の銅鳥居の少し下の所に「琴の茶屋」というバス停がありました。このあたりは唐ヶ谷と呼ばれる所です。ここにむかし(平安時代の始めごろ)唐の国から李氏という琴の名手が移り住んでいました。時の宇多天皇は音楽好きでしたので、石川色子という女官を李氏のもとに送り、秘曲を学ばせました。色子は一生懸命秘曲を学んで京に帰り、天皇の御前で演奏し、お誉めのお言葉をいただきました。このことから、ここが13弦の筑紫琴の始まりの場所といい伝えられています。 |
唐ヶ谷にあるトチの木は昭和39(1964)年5月7日、県指定天然記念物になりました。 |