広報そえだ町長室(広報そえだ 令和4年7月号掲載)

2022年7月6日

疑問に答えます第3弾です。

 

 

これまで議会でも議論され、広報でもお知らせはしていましたが、最近皆様からよく聞かれます「特別養護老人ホームそえだ」・「英彦山温泉しゃくなげ荘」の2点について、改めて現状等答えさせて頂きます。

 

 

「特別養護老人ホームそえだ」についてです。

現在、社会福祉法人光和苑がノウハウを活かし利用者のサービス向上に向け運営しています。

「特別養護老人ホームそえだ」はこれまで町から添田町社会福祉協議会に運営委託がなされていました。

国の委託制度が変更され、一定の期間を定めて運営する指定管理者制度が導入されました。

当時、赤字額が1千300万円とかなりな額に上っていました。

収入1億8千500万円に対し、支出は1億9千800万円、そのうち人件費は1億3千800万円と支出の69%を占めていました。

特別養護老人ホームは24時間365日、介護サービスの提供が必要です。

民間の経験・実績等ノウハウを必要とするものです。

制度変更により、期間ごとに指定管理者を公募し決めなければなりません。

指定管理者が変われば、その都度慣れるまで利用者が困惑します。

また、今のままでの運営では、町の負担が増える可能性があります。

これらのことから継続的にノウハウ等を持った民間の社会福祉法人に譲渡しその責任で運営してもらう事が利用者にとっても最も良い事だと有識者会議での提言もありました。

これらを総合的に勘案し、譲渡先を新たに公募したところ、添田町社会福祉協議会を含む2つの社会福祉法人から応募があり、慎重審査の結果、現在の社会福祉法人光和苑に決定したところです。

但し、現状として建物の場所が洪水浸水想定区域にあるため、建物自体の譲渡はせずに、運営等に関し譲り受けた社会福祉法人が行う事としました。

建物については、社会福祉法人光和苑が町内の別の場所へ早い時期に建て替え運営する事を条件に10年間の貸与を行っているところです。

 

 

次に「英彦山温泉しゃくなげ荘」です。

「英彦山温泉しゃくなげ荘」は、建設当時は多くのお客さんで賑わっていました。

その後、急激に利用客が減少、本館施設の老朽化が目立ち、改修費も多額になり、加えて温泉施設の熱源費用も年間2千400万円、ボイラーの改修費等で維持するには膨大な支出が見込まれました。

赤字も続く状況でした。

何とか出来ないかと本館等改修を検討する中で、これまでの利用者の状況を検討し、本館は新たに自然を活かした施設として蘇らせる事としたものです。

残る建物は改造するなどして利用者を増やす工夫など行えるのではとの事から、新たに施設を整備することとしたものです。

まもなく、全容計画をお見せすることが出来ると思います。

是非その節は、前にも増しましての利用をお願いします。

 

 

このように添田町の未来のために、これからも楽しく続いていく施策を展開していきます。

町民皆様のご理解とご協力よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

広報・秘書係
電話:0947-82-4000