広報そえだ町長室(広報そえだ 令和4年3月号掲載)
「木もくまつりINそえだ」が3月12日~13日の土曜・日曜で英彦山青年の家で行われます。
今、多くの人がまちづくりに関心を持ち、実践していただいています。
昨年行われた英彦山参道マルシェが好評でした。
英彦山の守静坊の坊舎の整備も皆さんの手で行われています。
みんなでまずはやってみようと言う気運の高まりだと感じています。
住みやすい・住みたいまちを標榜していますが、とにかく「居心地の良い添田町」でありたいと思っています。
人と人が優しいまちです。まちも一緒にこの流れ、動きを続かせていかなければなりません。
そんな時、髙瀨舞さん(地域おこし協力隊員)から、上津野公民館報「かみつの」に綴られた貴重な資料(記録)数冊を読ませてもらいました。
ガリ版刷りで毎月1日発行記事集めから大変な作業だったろうと思いますが、地域の絆を繋ぐため頑張っていたのだろうと思います。
みんなでまちづくりを行う絆のひとつであっただろうと思います。
「かみつの」 No. 62、58年前の昭和39年3月1日発行を紹介します。
まず「ご卒業おめでとう」として上津野地区の津野小学校19名、津野中学校28名、高等学校5名の卒業者の名前が書かれています。
公民館からのお知らせとして「結婚、葬儀の改善について」、「来年度運営委員の選出」、「郷土の歌募集」など書かれています。
その中で「かみつの」の反響という一文があります。
それを紹介します。
(原文のまま)『沖縄、石川市城前小学校長仲嶺盛文氏より“かみつの”六一号ありがとうございます。私は前に五年程琉球政府の社会教育主事をつとめ公民館の指導をした事がありますが、その運営はむずかしいという経験をもっています。けれどもかみつのでは公民館を中心にすばらしい村づくりをしておられる、頭が下ります。別便で一弗送金しますからかみつの公民館の御用にして下さい。“かみつの”六一号一〇部送って下さいませんか。ここの社会教育主事にくばります。』
他地域にも情報発信してきたのか、このような反響もあったようです。
このように、みんなでまちづくりは行われていました。
今は表に表れてないようですが、冒頭書きましたように芽は出ています。
そして連綿と地下水脈で続いているのではと思っています。
町はそれを呼び起こします。
是非皆さん一緒に先人のこの思いを再び、変わる事無く繋げていきましょう。