広報そえだ町長室(広報そえだ 令和5年7月号掲載)

2023年7月5日

添田町立小中学校建設事業について、令和7年4月開校に向け手続きや工事等を進めているころです。

 

 

工事進捗状況としましては、令和5年2月から令和5年6月の予定で浄化槽の設置工事、令和5年5月から令和5年8月の予定で体育館・プールの解体工事に着手し、現在支障なく進んでいます。

 

 

今回、校舎建設工事としまして、令和5年7月から令和7年1月31日の工期予定で、条件付一般競争入札により、5月31日に入札を行うとしていたところです。

5月31日に入札を行いましたが、落札者がいない状態になり、見直しが必要となりました。

令和7年4月開校には支障の無いよう現在対応しているところです。

 

新聞等報道がありましたが、この点について、これまでの経過等含めご報告申し上げます。

 

入札の状況です。4月3日月に告示し、4月3日から4月13日までの申請期間で、3者が参加申請してきたところ、その内の1者から5月22日、もう1者から5月31日に辞退の申し出がありました。

校舎建設工事の予定価格としましては、実施設計に基づき直近令和5年3月時点での刊行物単価により積算し、44億1499万1千円 (税込み価格48億5649万1百円)と公表しての入札でした。

 

結果としては、残る1者での入札となりましたが、予定価格を大きく上回る額での応札であったため失格となり、この時点で落札者がいない不落となった次第です。

 

 

皆様方には、大変ご心配をお掛けすることになりましたが、現在、不落の原因についてのヒアリングを行っています。

現在までの原因究明のヒアリングでは、現積算時から現在の価格を比べ、材料費及び人件費の高騰化が進んでおり、特にコンクリート関係・設備機器などに影響している状況で、さらに九州内での大型物件が集中していることで単価を大きく押し上げている状況です。

 

国の予算配分や民間の事業では、熊本のTSMCやソニーをはじめ、諫早に京セラ、伊万里のサムコと巨大な半導体関連の特殊工場のプロジェクトが連続しており、コンクリート躯体を見ても、これらが実単価を大きく押し上げている要因の一つとなっているとのことです。

 

 

今後の対応と致しましては次の事が考えられます。

①現状の設計内容で、刊行物単価を最新の単価で積算し、現予算の約49億8千万円の範囲内で再度入札を行う。

②設計内容を一部変更 (減工) し、現予算の範囲内で再度入札を行う。

③現状の設計内容で、実勢価格を考慮した積算、見直し等を行い、現在の予算を超える場合、補正予算をお願いし、その上で再度入札を行う。

 

 

いずれにおきましても、社会状況等をも勘案しながら、早急に判断し対応したいと思っています。

住民皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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