広報そえだ町長室(広報そえだ 平成30年6月号掲載)
2018年7月26日
JR日田彦山線の復旧へ向けた協議のその後です。
4月4日の復旧に向けたJRとの協議開始から、県や関係自治体との協議や意見交換を重ね、JR九州に復旧着工の決断を迫っています。
JR九州青柳社長は「今後の運営が確保できなければ、復旧着工は難しい」と言っています。
我々は、何も難しいことを言っているのではなく「元に戻してもらいたい」だけなのです。
乗客増などの運営は、我々もまちづくりで「一緒に考えて行きましょう」と投げかけています。
70億円とも言われている復旧費ですが、災害復旧で国の助成もあり、以前、JR九州青柳社長も参議院の国土交通委員会に参考人として呼ばれ「復旧に充てる資金などどのような対策を講じているか?」という質問にこう答えています。
「上場後も、鉄道ネットワークを維持していくために、引き続き自己資本等により防災の取り組みを着実に進めて参る所存であります」
「予算上、災害対策の経費を見越しておりますし、土木構造保険等による備えもしております」
「これまで28年間、種々の災害を被りましたが、これまでのところその復旧を果たしてきたわけでございますので、今後とも復旧に努めるよう努力をいたします」
災害復旧に対するJR九州の基本的考えを示しており、JR日田彦山線もこの考えに沿って全面復旧することをお願いし、「早期復旧」に引き続き頑張っていきます。