広報そえだ町長室(広報そえだ 平成30年5月号掲載)
2018年7月26日
風薫る五月、青葉の香をただよわせて心地よい風が吹き渡っています。
暑い夏の前章です。
世界的に見ても、今、日本は「人生100年の時代」と言われています。
添田町、高齢化率38%、65歳以上が4千人近くいます。
シニアパワーアップ塾を開校し、皆さんの能力・技能の再発見に頑張っていただいています。
今まで全くやったことのないものにチャレンジしようと言う方が多いのに驚きました。
そうなると、次に考えなければならないのが、高齢者・シニアが働ける仕事の場を作ること、そして新しいセカンドライフの働き方を工夫する事です。
まず、仕事の場ですが、休耕地を利用して露地栽培で野菜を作る畑にしたり、学童保育を手伝ってもらったり、水耕栽培を用いた野菜工場をつくり、車椅子になっても農業が出来るようにポット栽培をしたりなどしてはどうかと思案しています。
働き方も、元気な人が働けばいいのではなく、80歳になって、例えば車椅子になったとしても、1週間に1回か2回、農業で仕事をしたいと思えば働く機会がある、そういう就労の場をつくりたいと思います。
ワークシェアリングもそうです。
例えば2人分のフルタイムの仕事を5人のチームで時間をうまく組み合わせながら行うなどです。
それには、高齢者と事業(者)をうまくマッチさせる中間組織が必要です。
NPOであれ、役場であれ、うまく回すシステムが必要不可欠です。
働くということが、健康寿命や自立期間の延命につながると確信しています。
この構想の実現に向け、今後の施策で努力していきたいと思います。
どうか町民の皆さまの力強いご支援をよろしくお願いします。